セミの生活
セミは土の中で7年間生活し、地上では7日間しか生きることができません。
これを人間に当てはめると、70年もの間ひとりぼっちで土の中で暮らし、やっと地上に出ても2ヶ月ちょっとで死んでしまう計算になります。
そう思うと、むしろ土の中でじーっとしている方こそ、セミの本当の人生なのかもしれません。
地上でミンミン鳴いたり、子供にオシッコをひっかけたりするのは、彼らの人生にとっては、死ぬ前の老人ホームでの生活みたいなものなのかもしれない。
いや、でも違うのかな。やっぱりその2ヶ月が、彼らにとっては人生のすべてな気もする。やっと好きなところに行けるようになり、繁殖相手も見つけ、カラスに追われるスリルも味わい、だんだんと力が衰えて飛べなくなる……。
2ヶ月なんて、あっという間ですよね。忙しさのうちに気がつくと2ヶ月経ってしまうことなんてよくあります。でも、もしセミならば、それが人生のすべてなのです。
もし人類がセミと同じライフサイクルで生きていたとしたら、文明は今とは全く違った形をしていたことでしょう。
その方がみんな、ずっと幸せだったのかもしれませんね。
辛い時期は誰にでもあると思いますが、まずは2ヶ月我慢してみましょう。
そして2ヶ月経ったらこう思いましょう。
あぁ、セミだったら、もうこれで終わりだったのだな、と。
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