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ユダヤ人の笑い話

 高校生の頃に「ユダヤ人の笑い話」という本を読みました。
 その中に、こんな話がありました。

 モーリッツがキリスト教の学校に入った。
 最初の時間は地理だった。先生は、商業が盛んに行われるようになったのは、イエスさまが人々の上に手をさしのべて、守ってくださったからだ、と説明した。
 次の時間は宗教だった。先生はクリスマスのいわれを話した。
 3時間目は歴史だった。先生は、人間のすべてのいとなみにはイエスさまがいつでもそばについてくださる、と説明した。
 4時間目は生物だった。
「モーリッツ、これは何だと思うかね。木の上にいて、ふさふさしたしっぽがあって、クルミをかじっているんだ」
 モーリッツは困った顔をした。
「ぼく、リスだと思ったんだけど、もしかしたら、イエスさまかもしれません」  

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