ひとりごと
2006年 1〜4月

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<2006-4-7>
 「貴重なタンパク源」という言葉、大好きです。
 それだけで、人生がワイルドに感じられます。

<2006-4-6>
 先週、自転車を乗っていたら車に跳ねられてしまいました。(^^;
 止まっていた車が急に発進して押し倒されたので、それほど派手に跳ねられたわけではないのですが、倒れる瞬間、時間の流れがゆっくりになるのを感じました。一瞬の出来事だったけれど、体が倒れていく光景が心にくっきり焼き付いています。
 幸い、骨折はなく、まだちょっと痛いですが、普通に歩けます。
 体は大丈夫そうだけれど、自分のおっちょこちょい加減に正直、凹みました。
 そうです。自転車はつい先日買ったばかりの新車だったのです。(; ;)
 事故直後は脚のことで頭が一杯だったので、自転車のことまで気が回らなかったのですが、チェーンは緩んでカラカラ音がなるし、ブレーキが定期的に音を立てていました。
 数日後、修理に持っていったのですが、予想以上に自転車は重症でした。
 改めて自転車屋さんで見た僕の自転車は、前後の車輪は歪み、フレームは曲がっていました。
 こんなに曲がってしまうほどの衝撃があったのかと思うと、落ち着いていた脚の痛みもジワジワ強くなりました。(被暗示性高い?・笑)
 全部修理するとなると、買ったよりも全然高くなってしまうので、できる範囲の応急処置をしてもらって帰ってきました。
 本当は長く乗ろうと思っていたのですが、もしかしたら2年も持たずにまた買い換えなくてはいけないかもしれません。
 実は僕は、前の自転車を購入した直後も、派手に転んで怪我をしたんです。(そのときは車に跳ねられたわけではなく、段差でバランスを失って電柱にぶつかってしまいました)
 これは単なる偶然ではなく、やはり新品の自転車によるところが大きいのではないかと思いました。
 自転車って、長く乗ると体の一部のようになりますね。
 歩くように、走るように操ることができるようになります。
 だから古い自転車から新しい自転車に乗り換えた直後は、その感覚に誤差が生じ、思ったように自転車を操縦できないのではないかなぁ。
 今回も7年前も、それが原因だったのではないかと思います。
 今は、街を走っている自転車を傍から見ていると、跳ねられてしまうのではないかとドキドキするし、車がみんな凶器に見えます。(^^;; もしかしたら催眠療法が必要かもしれません……、というのは冗談ですが、改めて、自転車は危ない乗り物なのだと、とてもいい勉強になりました。

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<2006-3-26>
 6年前、処分苗コーナーにあったスモモ(ソルダム)を買い、実家の庭に植えました。
 調べてみると、ソルダムは自家結実しない品種だということが判り、翌年、サンタローザという品種を受粉木として購入。
 これで実がなると毎年楽しみにしていたのですが、なぜか一向に実がなりません。
 親に聞くと、花はたくさん咲くが、両品種の開花時期が合わないため受粉されていないらしいとのことでした。
 花の時期は意外と短いもので、僕は今まで、スモモが花を咲かせる時期に実家に帰ったことがなく、たくさん咲いているところを見たこともなければ、開花時期がずれている現場を目撃したこともありません。親も毎日観察しているわけではないので、本当に開花時期がずれているのか、そもそも両品種ともちゃんと花が咲いているのか、どこか納得のいかない気持ちでした。
 花が咲かないならばしばらく待とうとも思いますが、咲いているのに実がならないのであれば、何か手を打たなくてはなりません。そこで去年、懲りずに今度はビューティーという品種を購入しました。ビューティーは花粉が多く、ソルダムとサンタローザのどちらの受粉木にもなり、更には自家結実性も高いという、まさにうってつけの品種。最悪1本でも実がなるのが魅力です。去年植えたばかりですから、まだほとんど成長もしておらず、受粉木として働いてくれるのは数年後ですが、これで駄目ならスモモはあきらめようと、やるべきことはやり尽くした気持ちでいました。
 昨日、たまたま買い物の帰りに実家に寄ってみました。
 そして庭をみてびっくり!
 ソルダムもサンタローザも、嫌というほど花芽をつけており、すでに2割ほど咲き始めていたのです。噂には聞いていましたが、本当に所狭しと咲き乱れており、ちょっと感動してしまいました。
 両方ともまったく同じペースで咲いている感じがしました。でもやっぱり納得がいきません。今年たまたま開花時期があったのか、去年までも合っていたのを親が見落としていたのか判りませんし、もし見落としていたとしたら、何故いままで実にならなかったのかも判りません。
 ただ、今年これだけ咲いているのですから、実にならなければそれは木のせいではなく、蜂が飛んでこなかったからということになりそうです。
 ちなみに、去年買ったばかりのビューティーまで、負けじと花を咲かせていたのにも驚きました。

<2006-3-23>
 新しい自転車は快調です。
 一番感動したのはオートライト!
 今までのライトは点灯するとあからさまに重く、音もうるさかったのですが、オートライトは本当に軽く、ライトがついていてもついていなくても何も変わりません。自分でつけたり消したりしなくて良いのも便利です。
 自転車に良く乗る人には是非体験して欲しいです。

<2006-3-21>
 7年間、毎日毎日乗り続けた自転車が、先日の強風のときに倒れ、その勢いで何故かパンクしてしまいました。
 今までパンクを直し、錆びたブレーキワイヤーを交換し、錆びた変速機のワイヤーを交換し、ダイナモの壊れたライトを交換しながら騙し騙し乗っていましたが、酷使しているだけあって、最近ブレーキがうるさいし、タイヤも磨り減っているし、そろそろ新しいのを買っても誰も怒られないだろう(?)ということで、本日、新しい自転車を購入しました。
 ホームセンターで自転車を選んだのですが、この7年間、確かに自転車の技術は向上しているようです。
 オートライト、ローラーブレーキという新しい概念は、7年前にはこれほど一般的ではなかったように思いますが、今はセール品よりもワンランク上の自転車にはほとんど装備されていました。
 自転車の値段はピンキリでしたが、我が家の近くは坂が多いため、変速機は必須、長い下り坂でブレーキ鳴きに悩んでいましたので、ローラーブレーキ付き、更にはライト点灯時も軽いと噂のオートライト付きで、ステンレスボディ、28インチの自転車を購入しました。
 明日の朝がちょっと楽しみです。

<2006-3-16>
 ミニストップのブルーベリーパフェを食べました。
 今年の豊作を夢見ながら食べるブルーベリーは、格別に美味しかったです。
 早く春がこないかな。

<2006-3-13>
 佐野元春の「レインボー・イン・マイ・ソウル」を聴いていたら、89年に行った横浜スタジアムのライブの事を思い出しました。
 1曲目が「新しい航海」で、前奏が始まる直前に雷鳴が鳴り、稲妻が舞台の真上を、まるで佐野元春に落ちるように輝きました。
 今までいろんなライブを見たけれど、ああいったドラマチックな偶然は後にも先にもあれきりです。
 あれからもう、17年も経つのですね。
 あのとき僕は、17才でした。

<2006-3-3>
 タイムボカンシリーズは、アニメの中で視聴者からのハガキを読んでしまうという、今ではあり得ない自由さがたまらない魅力でした。
 僕はあの、カブトムシの乗り物はそれほど好きではなく、クワガッタンが出てくると、とてもありがたい気持ちになりました。

<2006-3-2>
 「生きていることに意味はあるのか……」
 恐らく、それを考えない人生は、それを考える人生よりもずっと意味があり、楽しいものなのだと思います。
 この問いに頭を悩ませることは、人間を深くするかもしれませんが、もしかしたら幸せを運んできてくれはしないのかもしれません。
 僕にとってこの問いは、やはり恐ろしい質問です。

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<2006-2-21>
 録画しておいたR−1グランプリを観ました。
 個人的には、バカリズムの「トツギーノ」がダントツで面白かったです。
 関係ないけど、おぎやはぎの矢作が歌う「顔が好き」は、まじめにすごくいい歌だと思います。

<2006-2-11>
 さだまさしの「償い」という曲を初めて聴きました。
 数分の曲が、まるでひとつの映画のように心に染み込み、涙をこらえるのに必死でした。
 手紙の内容なんてどうでもよかった、という気持ち、すごく良く解ります。

<2006-2-4>
 今朝、プランターのイチゴに水をあげ、夕方そのプランターをふと見ると、底の穴から流れ出した水がそのまま凍り、ツララのようになっていました。
 ということは、僕が水をあげた時でも気温は氷点下で、昼間もそれほど気温が上がらなかったということなのでしょう。
 確かに今日も風があったせいか外はすごく寒かったです。
 この冬の寒さはやはり異常ですね。

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<2006-1-30>
 死ぬ前に一度くらいは、「これは演習ではない。繰り返す。これは演習ではない!」って言ったり言われたりするのかなぁと、ふと洗面所で手を洗いながら思いました。

<2006-1-28>
 東大和市で、集団生活を拒否した女性が脅迫された事件で、容疑者の家からは催眠術関連の本がたくさん押収されたそうです。
 50過ぎの男性が、大勢の20代女性と集団生活をしていたのですから、「何か」理由がないと周りは納得ができないわけで、その「何か」が「催眠術」になってしまったのでしょう。
 仮に、彼の家からブルーベリー関連の本が山のように出てきたところで、警察はブルーベリー関連の本は押収しなかったと思います。
 つまり、「ブルーベリー栽培で女性の心は動かせなくても、催眠術だったら動かせる」と警察は考えているからこそ、催眠術関連の本を押収したのです。
 世間一般の催眠のイメージって、やっぱり人を騙したり、思い通りに動かすテクニックのひとつなんだなぁと思うと、少し悲しくなりました。
 確かに催眠で不思議なことは起こりますが、それはあくまで、「本人がそうなることを許している」からこそ、そうなるのです。テレビのバラエティー番組で、芸人がどんな暗示にも反応しているのは、そうなるだけの動機があるからこそなのです。(決してかかったふりをしているわけではなく、動機があるからこそ反応するのです)
 催眠だけで犯罪を犯すことは不可能です。(仮にできたとしたら、恐らく催眠など使わなくても結局はできたのです)
 もちろん、コミュニケーションというのは広義の意味での催眠ですから、その能力に長けている人ほど、人の心を動かせることもまた、事実です。そして、その訓練をする際、催眠の知識は役に立つ部分もあるでしょう。
 しかし、そんな勉強より、今流行っているファッションの勉強でもして、外見を変えることの方が、もしかしたらよほど強力に人の心を動かせるのかもしれないのです。
 催眠は道具に過ぎません。
 それは、お金や権力や腕力や外見や涙が道具になるのと全く同じことです。
 この容疑者は、もちろん催眠の技術も使ったことでしょうが、それだけではなく、ありとあらゆるコミュニケーションの方法を利用して、女性の心を変えていったのだと思います。
 催眠を使えばこういうことが起こる、というのは大きな間違いです。
 心とは、それほど単純なものではないのです。

<2006-1-21>
 久しぶりに、渡辺美里の「ribbon」というアルバムを引っ張り出して聴きました。
 このアルバムは、彼女が「戦後最大のPOPアルバム」と自ら言うほどのことはあり、アルバムとしての完成度は、小沢健二の「LIFE」に匹敵すると思います。
 とにかく彼女の歌唱力は圧倒的。
 日本で一番歌が上手いのは、間違いなく佐々木功なのですが(笑)、渡辺美里は僅差で2位だと思います。
 ただひとつ難点なのは、今、渡辺美里を聴くと、どうしても友近の顔が浮かんできてしまうということです。
 友近のモノマネする「My Revolution」は、もしかしたら既に本家を超えてしまったかもしれません。
 何はともあれ、「ribbon」。
 君はセンチメンタルカンガルー。
 意味は判らないけれど、確かにあの頃は幸せでした。

<2006-1-13>
 お正月にまとめて放送していた「電車男」を、今更ながら、ぼちぼち観ています。
 今日は電車男が脱ヲタクを宣言し、大切にしていたフィギュアなどを捨てる回だったのですが、ダンボールを川に流しているところで「風にひとりで」がBGMで流れ、ホリケンの「マチルダさーん」に、思わずジーンときてしまいました。
 僕はフィギュアを集めたり、コミケに行ったりはしませんが、このドラマを観ると、基本的にはヲタクの血が流れているのだなぁと思わされます。

<2006-1-7>
 TVKで年末年始に放送していた「雅楽戦隊ホワイトストーンズ」を観ました。
 話も面白かったですが、何より初めと終わりの歌が良かったです。
 特に「ホワイトストーンズ愛のテーマ」の中の、「平成元年 厚別区が分区したとき」辺り、初めて聴いたとき震えました。
 こちらで1話だけ無料で観られます。

<2006-1-2>
 年を取るごとに、一年が短く感じられます。
 まだ正月二日ですが、指の間から日々が零れ落ちていくような感覚に襲われます。

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