体験してみましょう

はじめに
準備
1.レモン
2.薬指
3.バケツの水
4.両手の温度
5.風船
6.指の輪
7.大男
覚醒
体験のヒント
(おまけ)催眠を実感する方法

催眠はどんなものか、簡単に体験してみましょう。

下に7個の体験を用意しました。人それぞれ、反応する部分が違うと思いますので、すべてにうまく反応しなくて当然です。 また、これは自己催眠ですので、 セッションで行われている催眠とは別物です。「うまくいかない人は催眠に入れない人」というわけでは決してありません。

気を楽にして、遊び感覚でやってみてくださいね!

目をつぶってイメージするところがたくさん出てきます。あらかじめ文章を読んでから体験していただくのが理想ですが、覚えられない場合は、途中で目を開けて確認し、再び目を閉じてそこから続けていただいても 構いません。また最後にあるピンク色の文章は、その体験が終わった後に読んでください。

尚、催眠状態から抜けられなくなることはありませんが、そのまま眠くなってしまうこともありますので、できれば就寝前にお楽しみください。

一通りの体験が終了しましたら、必ず覚醒を行ってください。

(注:体験は自己責任でお願いいたします。このページの記述によって生じたいかなるトラブルや事故について、当方は一切責任を持ちません)
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・準備
まずは、目を閉じ、首をだらーんと下に垂れて下さい。

そして首をゆっくりと時計まわりに3回まわして下さい。終わったら、反対まわりに3回まわして下さい。

目を閉じたまま、ゆっくり大きく息を吸い込みます。これ以上吸えないところまで吸ったら、今度はできるだけゆっくりと、全部の息をはきだします。これを3回おこなってください。

更に目を閉じたまま、真っ暗な視界の中心に、ひとつの点をイメージして下さい。(何となく色が違う程度で構いません。うまくイメージできない場合は、一点を決めるだけでOKです)

その点を見つめながら、10から0まで、呼吸をはくタイミングで、数字を反対に数えて下さい。
(息をはきながら「10」→息を吸う→息をはきながら「9」→息を吸う……という感じです)

終わったら、準備完了です。ゆっくり目を開いて下さい。
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1.レモン
目をつぶって次のように想像してください。

目の前にレモンがあります。それをナイフで半分に切って下さい。

そして目を閉じたまま、上を向いて口を開け、空想のレモンを右手に持ち、口の中にレモンの汁を絞り出してください。

果汁が口の中へはじけ飛びます。

とっても瑞々しく、すっぱいレモンです。

唾液がたくさんでてきましたか?
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2.薬指
机の上に左手を広げて置いてください。そして親指から順に、指を上がるところまで上げて、下ろしてください。

薬指が一番上がりにくかったと思います。

次に、机に手を置いたまま、左手の薬指の爪の白い部分をじっと見つめてください。そして心の中で「薬指が楽に上がる」と唱えながら、右手で左の肩から薬指の指先まで、3度さすってください。

さぁ、薬指を上げてください。

さっきよりも楽に上がったことに気がつきましたか?

あまり実感が出来なかった方は、両手を机の上に置き、右手と左手の両方の薬指を同時に上げてください。左手の方がずっと楽に上がるのが感じられるでしょう 。
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3.バケツの水
手の平を上にして、左腕をまっすぐ、肩の高さで前に伸ばしてください。

そして目をつぶり、自分の手の平には空のバケツの柄が載っているのを想像してください。

想像ができましたら、ゆっくりとそれを握ってください。

バケツにはホースが入っていて、ホースの先は水道に繋がっています。

目をつぶったまま、右手で水道の蛇口をいっぱいに回してみましょう。

初めは軽かったバケツも、水がだんだん入ってきて、とっても重たくなっていきます。

腕を上げていられないくらい、重〜くなっていきます。

重さで左腕が下にさがりましたか? 下がらなかった方は、右腕も同じようにまっすぐ伸ばしてみてください。左手の方がはるかに重いのが感じられるでしょう。
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4.両手の温度
目をつぶり、目の前にふたつのバケツがあるのを想像して下さい。

左のバケツには、お風呂からくみあげた、とても温かいお湯が入っています。そのお湯の入ったバケツに左手を入れてください。

ポカポカと、とても温かいです。 呼吸するたびに、左手がどんどん熱くなっていきます。

今度は右のバケツに意識を向けてください。右のバケツには、たくさん氷の入った冷水が入っています。右手をその中にいれてみましょう。

とっても冷たいですね。 呼吸するたびにどんどん右手が冷えて、手を抜きたくてしょうがなくなります。

さぁ、両方の手をバケツから抜いて、目の前でぴったり合わせてください。

左手の方が温かいのを感じられましたか?
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5.風船
目をつぶり、目の前にヒモがたれているのを想像してください。

そして、その空想上のヒモを、左手でつまんでください。

そのまま上を向き、心の目でヒモの上につながっている真っ赤な風船を見つめてください。

とても大きな風船です。風船にはヘリウムガスがたっぷり入っています。風船は息を吸うごとにどんどん大きくなりながら、だんだん上にあがっていきます。

するとヒモをつまんでいる左手も風船に引っ張られてだんだん上にあがっていくのが感じられます。

はじめはゆっくりですが、風船がふくらめばふくらむほど、信じられない勢いで手が引っ張られていきます。

手は上にあがりましたか?

うまくあがらなかった方は、目をつぶったまま、左手でつまんでいるヒモをはなしてみてください。途端に左手が重くなったのが感じられるでしょう。
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6.指の輪
左手を軽く開いてください。

人差し指と親指の指紋の部分に、強力な接着剤がたっぷり塗ってあるのを想像してください。

そして人差し指と親指を、指紋が合うようにぴったりくっつけてください。なるべく接地する面積を増やして、指と指との間の空間をなくしてください。

くっついたら、今度はできるだけ指に力を入れましょう。人差し指と親指が強く押し合うようにしてください。ぎゅっと、強く、もっと強く。

力を入れたまま、親指の爪にある白い部分をじっと見つめ、心の中で、「指がくっつく。硬い。離れない」と何度も唱えてください。 頭の中がその言葉で満たされるよう、他の言葉が入ってくる余裕を与えずに繰り返してください。 「指がくっつく。……硬い。……離れない」

息を吸うごとに、指の力がどんどん強くなるのを感じてください。

しばらくすると、ある瞬間から本当に指がくっついて離れなくなります。それを感じたら、ゆっくりと離そうとしてみてください。絶対に離れません。

くっついているのが判りますか?

離れなくなってしまった指は、「力が抜ける」と心で唱えながら、ぶらぶらと大きく振れば、自然に指が離れて元のように戻ります。
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7.大男
椅子(またはソファー、またはベッド)の前に、かかとを揃えて立ってください。(キャスターつきの椅子は危険ですので、それ以外の椅子を使ってください)

目を閉じて、できるだけゆっくりと、後ろに倒れるような感じで椅子に座ってください。 このとき、できるだけまっすぐの姿勢をたもち、我慢が出来なくなったら座るようにしてください。座ったら立ち上がり、これを3回繰り返してください。

もう一度かかとを揃えて立ってください。目を閉じたまま、自分の後ろにはプロレスラーのように大きな男がいて、両手を自分の両肩にかけているところを想像してください。

そして心の中で「3つ数えると後ろに倒れる」と唱えてください。

男が両肩を強く後ろに引っ張っているのを想像しながら、心の中で「1、2、3」と唱えると、体がすーっと後ろに引っ張られ、本当に立っていられなくなります。

我慢が出来なくなったら、そのまま椅子に座りましょう。

引っ張られる感覚を感じることはできましたか?

うまくいかなかった方は、椅子ではなく、誰かに後ろに立ってもらって体を支えてもらってください。3回自分で倒れたあと、同じように大男が肩をひっぱるイメージをしてみてください。心の中で「すーっ」と言うと、本当にすーっと後ろに引っ張られるのが感じられます。
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・覚醒
体験を終了するときには、以下の方法で催眠状態から覚醒してください。

目を閉じて、大きく深呼吸を3回し、心の中で「5つ数えると催眠から覚める」と唱えてください。

そしてゆっくりと、「い〜ち、に〜、さ〜ん、し〜、ご〜」と数えて目を開け、大きく伸びをしてください。
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・体験のヒント
「なんか上手くいかないなぁ」と思った方は、体験のヒント をご覧ください。

このヒントは、必ず一度すべての体験をした後、開いて下さい。いきなりヒントを見てしまうと、うまく体験できるものもできなくなってしまう可能性があります。

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