二重形容

 以前、「形容矛盾」について書いたことがありますが、似たような概念に「二重形容」というのがあります。
 ネットを検索していたら、形容矛盾に勝るとも劣らず、面白い二重形容続出だったのでご紹介します。

「ラッシュアワー時」 二重形容って英語が混ざっている確率が高いと思います
「幼少からの幼馴染」
「今年入った新人刑事」
「確定的に明らか」
「ネオ・ニューミュージック」
「マネー資本主義」
「入梅突入」 これ、結構ツボでした
「新しいニューモデル」 「昨年のニューモデル」という形容矛盾とセットでどうぞ!
「間際でドタキャン」
「ダントツで一位」
「別人の人物」
「一番最低」 頭の悪さが滲み出ていて大好きです
「無駄に浪費」
「古い老木」
「NPO団体」
「松坂牛の牛タン」
「強く強か」
「輪をかけて最悪」 じゃあ最初の状態は最悪じゃないですね
「幻のレアカード」
「一般的なパンピー」 パンが二つ入っちゃった
「あとで後悔」
「変な違和感」
「CDディスク」
「真のリアルファイト」
「もう一度再インストール」 ってことは、2回目? 3回目?
「ある意図を持った主張」
「年寄りの老婆心」
「その場で付け焼刃」
「巧妙でトリッキーな裏技」
「不安感を感じる」 「頭痛が痛い」式の二重形容ですね

 形容矛盾は「一生懸命努力した結果のアホさ加減」が面白いですが、二重形容は「持って生まれたアホさ加減」が面白いですね。
 ところで、雪男のオスって、やはり二重形容なんですかね。

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